こんにちは、YUKARIです!
- SEOの内部対策って何をすればいいの?
- 初心者でもできる対策を教えて!
やるべきことさえ分かってしまえば、内部対策はそう難しくありません。
しかし、内部対策をきちんと行なっていないと、どんなに記事が良質でもGoogleから評価されず、検索上位への表示は難しくなってしまうんです。
今回は、一見難しく思える内部対策を初心者向けにくわしく解説していきますので、
ぜひ内容を理解して、あなたのサイトの価値をさらに高めていきましょう!
- 内部対策とは?
- 内部対策の目的
- 初心者が内部対策でやるべきこと
SEOの内部対策とは
内部対策とは、「WEBサイト内部の構造」を、SEOに適した状態に整える施策のこと。
内部対策で行うべきことはさまざまあるものの、一つ一つ対応していけば、確実にSEOで効果を発揮できるようになります。
逆にこれらをおろそかにしてしまうと、どんなに良質なコンテンツを作っても、検索結果に上位表示されなくなる可能性があります。
漏れなく対応していきましょう!
外部対策との違い
内部対策と外部対策の大きな違いは、自分で調整や管理ができるか否か、にあります。
- 内部対策:自分で調整・管理できる
- 外部対策:自分では調整・管理ができない
外部対策とは「WEBサイトの外側からSEOの評価を上げる」施策で、代表的なものには、自分のサイトが外部サイトからリンクされること(被リンク)があります。
くわしくは、以下の記事で紹介しています。
内部対策の目的は【Googleに正しい評価をもらう】ため
内部対策は、Googleの検索エンジンにあなたのWEBサイトを正しく認識させ、評価をもらうために行います。
なぜなら、いくら良質な内容のコンテンツでも、検索エンジンに正しく伝わっていないと上位表示されることはないからです。
Googleの検索エンジンがWEBページを正しく認識して評価をおこない、検索順位を決めるまでには、3つのステップがあります。
①クロール
クローラーが世界中のWEBサイトを巡回して情報収集する
②インデックス
クローラーが収集した情報を分類・登録する
(インデックスされないと検索結果には永久に表示されない)
③ランキング
200種類以上の評価基準からアルゴリズムが検索順位を決定する
クローラーとは、WEBページの情報を収集するために、世界中のインターネットを巡回しているロボットのこと。
内部対策は、「Googleに正しい評価をもらう」ために、
良質なコンテンツ作成はもちろん、クローラーの巡回を促すことと、インデックスされやすくなる施策が必要になります。
初心者がやるべき8項目のチェックリスト
内部対策の具体的な内容として、
- クロール最適化
- インデックス最適化
- ユーザビリティの向上
の中から、初心者の方向けに8つのチェックリストを用意しました。
SEOの内部対策チェックリスト | チェック |
---|---|
1.パンくずリストを設置する | ✔︎ |
2.XMLサイトマップを送信する | ✔︎ |
3.内部リンクの最適化 | ✔︎ |
4.見出しタグの設定 | ✔︎ |
5.タイトルの付け方に気をつける | ✔︎ |
6.各記事にメタディスクリプションの設定をしている | ✔︎ |
7.サイトをモバイルフレンドリーにする | ✔︎ |
8.ページの表示速度を改善する | ✔︎ |
9.サイトをSSL化する | ✔︎ |
次の章から解説していきますので、さっそく見ていきましょう!
SEOの内部対策①クローラーの巡回を促す【クロール最適化】
WEBサイトの評価というのは、Googleのクローラーと呼ばれるロボットが世界中のサイトを巡回(クロール)し、コンテンツの情報を読み取って決定しています。
WEB上では毎日、膨大な数の新しいWEBページが公開されるため、基本的にクローラーは大忙しです。
ですので、そのクローラーがサイトを訪れたとき、全ページをスムーズにクロールできるようにサイト設計をする必要があります。
クローラーがサイトをどれだけ巡回しやすいかをクローラビリティといい、このクローラビリティを改善することをクロール最適化と呼びます。
クロール最適化のためには、以下の内部対策を行います。
- パンくずリストの設置
- XMLサイトマップを送信
- 内部リンクの最適化
「パンくずリストの設置」で構造を明確に
パンくずリストは、サイトを訪れたユーザーが今どこにいるのかを示すテキストリンクのこと。
パンくずリストがあることによって、ユーザーは今どのページを読んでいるかをひと目で理解でき、スムーズに関連ページへ遷移できます。
クローラーにとっても、サイトを巡回したときに内部の構造が把握しやすくなるため、必ず自分のサイトに設置されているかを確認しましょう。
Googleでも、パンくずリストの利用を推奨しています。
「パンくずリスト」を使用する
パンくずリストとは、ページの上部か下部にある内部的なリンクの行です。訪問者はパンくずリストを使って、前のセクションやルートページにすばやく戻ることができます。ほとんどのパンくずリストでは、最初の左端のリンクとして最も一般的なページ(通常はルートページ)を置き、右側に向けてより具体的なセクションを並べています。パンくずリストを表示する場合は、パンくずリストの構造化データ マークアップを使用することをおすすめします。
適切なパンくずリストを設置することができれば、SEOにおいても高評価が期待できますよ!
サイト案内図の役割を果たす「XMLサイトマップを送信」
XMLサイトマップとは、サイト上にどんな情報があるのかをGoogleに知らせるための「案内図」のようなもの。
これをGoogleに送信することで、クローラーがサイト内をスムーズに巡回できるというメリットがあります。
WordPressの方は、以下の記事でサイトマップの送信方法をくわしく解説していますよ(^^)
サイト内の回遊をスムーズにする「内部リンクの最適化」
Googleは、「内部リンク」の構造をシンプルにすることを推奨しています。
内部リンクとは、WEBサイト内のページ同士をつなげるリンクのこと。
※外部サイトに飛ぶためのリンクではありません。
- パンくずリスト
- ナビゲーションメニューやフッター部分のリンク
- 本文中に挿入する関連記事や関連ページ
新しいコンテンツの作成を優先するあまり、内部リンクの最適化を放ったらかしにしているサイトも多いですが、
ユーザーやクローラーが目的のページへ素早くたどり着けるように、適切なリンクを貼って誘導することが重要です。
一般的には、サイト内のどのページにも2クリック以内でたどり着けるような内部リンク構造にすることが好ましいとされています。
とはいえ、何でもかんでもリンクを貼ればいいわけではないので、以下の2点を意識して、内部リンクを見直すと良いでしょう。
SEOの内部対策②正しいサイト情報を読み取らせる【インデックス最適化】
インデックスとは、クローラーが収集した情報を、Googleのデータベースにカテゴリごとに分けて登録することを指します。
もっと言えば、クローラーが収集した情報(サイトの情報)を、Googleの本棚に整理して並べていくようなイメージをすると分かりやすいでしょう。
インデックスされなければ、どんなキーワードで検索されようと、検索結果に表示されることはありません。
ですので、クローラーに正しくサイトの情報を読み取ってもらうために、次の3つの対策をしておきましょう!
- 見出しタグの設定
- タイトルの最適化
- メタディスクリプションの設定
分かりやすい「見出しタグの設定」
記事内では、大見出し(h1タグ)、中見出し(h2タグ)、小見出し(h3)を設定します。
適切な見出しを設定することにより、ユーザーと検索エンジンの両方がページの構成を理解しやすくなるメリットがあります。
一般に、見出しタグはタグに囲まれているテキストをページ上の通常のテキストよりも大きく表示するため、ユーザーにとってはそのテキストが重要であるという視覚的な手がかりとなり、見出しテキストの下に続くコンテンツの内容について理解しやすくなります。
それぞれの見出しタグの違いは、こんな感じです。
<h1>【初心者向け】筋トレの始め方
<h2>まずは鍛えたい部位を決めよう
<h3>腕の筋トレ
<h3>足の筋トレ
一つ気をつけるべきルールは、見出しタグは数字の若い順から使用すること。
そして、基本的には階層が深くなるにつれ内容が複雑化してわかりにくくなるため、<h5>、<h6>タグはあまり使わないことをおすすめします。
「タイトルの付け方」に気をつける
記事のタイトルは、コンテンツの内容を端的かつ魅力的に表すものでなければなりません。
なぜなら、検索結果で一番最初に目にとまる「タイトル」がユーザーの興味を引くか否かで、クリック率が大幅に変わるからです。
それだけでなく、もしクリックされてもタイトルと内容にズレがあるとユーザーが感じれば、すぐにページから離脱されてしまいます。
Googleは、以下のようなタイトルを推奨しています。
読みやすく、ページのコンテンツの主題が効果的に伝わるタイトル
ページごとに異なるタイトル
簡潔でわかりやすい タイトル
キーワードを適度に挿入したタイトル
これらを意識したタイトルをつけるようにしましょう。
クリックしたくなる魅力的なタイトルや、SEOに最適なタイトルの付け方は以下の記事を参考にしてくださいね。
記事の要約「メタディスクリプション」の設定
メタディスクリプションは、WEBページの概要を、ユーザーと検索エンジンに伝える役割があります。
具体的には、検索結果画面で記事タイトルの下に表示される部分。
ユーザーの興味を引くメタディスクリプションの書き方は、3つあります。
- 記事のターゲットを書く(例:初心者)
- 対策キーワードを冒頭に入れる(SEO 対策 )
- ターゲットから共感を得る言葉を選ぶ(例:自分では対策するのは難しいと感じたことはありませんか?)
設定することにより、検索結果におけるクリック率も変わってくるので、ぜひ各記事に設定するようにしましょう。
ここでは、サイト制作に最もよく使われているWordPressで設定する方法を一つ紹介しておきます。
結論、SEO対策に入れている人も多いであろうプラグイン「All in one SEO」を使うと、めちゃくちゃ簡単ですよ!
各投稿画面の下部にスクロールすると、
「AIO設定」と表示された箇所があり、その中に「メタディスクリプション」を記述する箇所があると思います。
この赤枠内に、検索結果画面に表示させたい説明文を100字程度で記入すればOKです。
SEOの内部対策③使いやすさに配慮した【ユーザビリティの向上】
最後に、サイトを訪れてくれた「ユーザーの使いやすさ=ユーザビリティ」を向上させるための内部対策です。
Googleは創業当初から「ユーザーファースト」を掲げているように、ユーザーにとって使いやすいコンテンツは、上位表示される可能性も高まります。
ここまでの2つの内部対策も、どれもーザーの利便性に配慮したものではありましたが、
ここではさらに「ユーザー目線」に特化した内部対策の方法を2つ解説します!
- サイトをモバイルフレンドリーにする
- ページの表示速度を改善する
サイトを「モバイルフレンドリー」にする
モバイルフレンドリーとは、スマホで見たときに「見やすく分かりやすい」サイトにする、という考え方。
モバイル対応の重要性は Googleも言及しており、
PC版サイトではなくモバイル版サイトで検索順位を決める、「MFI(モバイルファーストインデックス)」が行われています。
そのため、モバイルファーストインデックスに対応していないと、検索順位が下がる恐れがあるのです。
あなたのWEBサイトがモバイルファーストインデックスに対応しているかどうかを確認する方法はいくつかありますが、
ここでは一番簡単に確認できる方法を一つ紹介します!
まず、Googleが提供する「モバイルフレンドリーテスト」にアクセスしましょう。
テストしたいURLを入力したら、「URLをテスト」をクリック。
「ページはモバイルで利用できます」と表示されれば、モバイルフレンドリーなサイト、ということになります。
スマホに対応していない場合は、レスポンシブデザイン(デバイスに関係なく表示を最適化するデザイン)を実装する必要がありますが、
専門の知識がある人でないと正直対応は難しいです。
WordPressを使用しているのであれば、あらかじめ「レスポンシブ対応のテーマ」を購入しておくのがおすすめですよ(^^)
「ページの表示速度」を改善する
Googleは、「ページの表示速度」がランキングに影響すると明言しています。
ページ表示がどれだけ速いのかは、ユーザーの利便性を左右する重要な要素の1つ。
私たちが普段サイトを閲覧しているときも、「このサイト遅いなぁ…もういいや」ってなることありますよね。
表示速度が遅くなればなるほど、ユーザーの直帰率も高くなるため、まずは自分のサイトがどれくらいの表示速度かを調べておきましょう。
「Page Speed Insights」というツールを使うと、ページの表示速度が点数形式で分かります。
サイトのURLを入力するだけで、画像の軽量化など、具体的な改善点やアドバイスも教えてくれますよ!
サイトのセキュリティを守る「SSL化」
Googleは、「SSL化」が検索結果のランキングに関わることを明言しています。
SSL化とは、インターネット上の通信を暗号化すること。
これにより、第三者によって情報を盗み見される危険性や、個人情報漏洩のリスクを大幅に下げることができます。
サイトがSSL化されているかどうかは、ユーザーからみても一目瞭然ですので、早めに対応した方が良いでしょう。
SSL化について詳しくは、以下の記事で解説しています。
まとめ|内部対策がわかればSEOもこわくない!
SEOの内部対策において、初心者がやるべき9項目のチェックリストと具体的な対策方法について解説しました。
内部対策においては、ユーザーはもちろん、Googleのクローラーにも分かりやすく親切なWEBサイトを作ることが重要です。
SEOの内部対策チェックリスト | チェック |
---|---|
1.パンくずリストを設置する | ✔︎ |
2.XMLサイトマップを送信する | ✔︎ |
3.内部リンクの最適化 | ✔︎ |
4.見出しタグの設定 | ✔︎ |
5.タイトルの付け方に気をつける | ✔︎ |
6.各記事にメタディスクリプションの設定をしている | ✔︎ |
7.サイトをモバイルフレンドリーにする | ✔︎ |
8.ページの表示速度を改善する | ✔︎ |
9.サイトをSSL化する | ✔︎ |
このほかにも内部対策はさまざまありますが、まずはこの基本の9つを積極的に取り入れるだけでも効果は十分に見込めます。
一つずつ着実に進めれば、SEOのスキルアップにもつながりますよー!
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)♪