こんにちは、YUKARIです!
起業1年で月3.6億を達成したYouTuber「イングリッシュおさる」さん。
皆さんは知っていますか?
突然ですが、先日9月17日に東京の赤坂で開催された「SNSサミット2023」に参加してきました!
このイベントはYouTube、インスタ、LINE、TikTok、Xといった各SNSにおいて最前線で活躍する成功者たちが一堂に集結し、
「最新SNSノウハウ」などを直接聞けるビジネスカンファレンスだったのですが、その中でもひと際参加者に人気の登壇者が…
それが、まさに今回の記事の主役であるYouTuber「イングリッシュおさる」さん。
SNSサミットの当日は、一番大きな会議室を担当していたにも関わらず、部屋に入りきれないほどの人が通路に溢れ帰っていました…!
そして、私が当日初めて知って驚いたのが、おさるさんは「Webマーケター」としての顔も持ち、業界ではよく知られた有名な成功者だということ。
「そんなマーケティングのプロが作るYouTube動画なんて、超・戦略的に作られているに違いない…!」
ということで、当日のおさるさんの発表内容も参考に、今回は「英語コーチ-イングリッシュおさる」チャンネルの動画構成を解説してみることにしました。
結論を先にいうと、
- 「イングリッシュおさる」の動画構成には明確なパターンがあり、「視聴者を飽きさせない工夫」がつまっている
- パターンを知れば、自分の動画にも型として落とし込めるチャンスがある
- ビジネス系チャンネルをやりたい人はマストで見るべし!
です。
それではさっそく解説していきます!
イングリッシュおさるって何者?
初めて聞いた人のために、まずはイングリッシュおさるさんの
- 簡単なプロフィールと経歴
- YouTubeチャンネルの概要
を紹介していきます!
【簡単なプロフィールと経歴】月収18万円の元英語教師から起業1年で月3.6億達成!
- 登録者39.3万人 英語系YouTuber
- 月収18万円の元英語教師から起業1年で月3.6億達成
- 英語学習開始6ヶ月でTOEIC900・3ヶ月英会話習得・2ヶ月英検1級を取得。
- 起業開始2年以内にたった1人で累計9億以上売上 / 95%利益
→ 英語コーチングスクール、発音スクール、YouTubeコンサル、YouTubeプロデュース、YouTube広告収入、他 - 株式会社 LEC代表(英語コーチングスクール運営など)
イングリッシュおさるさんは、英語学習に関する情報発信をするYouTuber。
おさるさんが英語に本格的に力を入れ始めたのは大学からとのことですが、実はそこから英語教師になって学校を辞めるまでの間に、
- WEBマーケティングのスクールに通うなど、熱心にマーケティングの学習をしていた
- YouTubeを活用したマーケティングに力を入れた
ことを、別チャンネル「YouTubeマーケターおさる」で明かしています。
つまり、おさるさんが「起業1年で月3.6億達成」という
ここまで短期間で凄まじい結果を出しているのは
自分の得意な英語とマーケティングのスキルを掛け合わせたことが大きな理由の一つだということが言えます。
後ほど解説するYouTubeの動画構成にも、マーケティングの要素を感じる部分がたくさんあります!
【チャンネルの概要】英語コーチ-イングリッシュおさるとは?
そんなおさるさんのチャンネル「英語コーチ-イングリッシュおさる」は、英語力向上を目的とした英語学習法について発信するチャンネル。
元英語教師/英検1級 /TOEIC970点
の実績を持つおさるさん自身が、色々な教材を試し挫折する中で気づいた「独学が英語学習において最強」という視点から、
「超短期間&超効率で成果にフォーカスした英語コーチング」を発信している点が、このチャンネルの大きな特徴です。
イングリッシュおさるの動画には最後まで視聴者を飽きさせない「構成パターン」があった!
いよいよここからが本題です。
WEBマーケターの顔も持つイングリッシュおさるさんの動画には、「視聴者を最後まで飽きさせない構成パターン」というのが存在します。
今回はそれを以下の7つのステップに分けて、わかりやすく解説していきます!
- 動画の冒頭「衝撃の結論」を伝え続きが気になる展開に
- 動画を見るメリットや価値を「PASTORフォーミュラ」を活用して伝える
- 本編は「PREPの法則」で説得力を持たせる
- 最後に「エモいメッセージ」でファン化につなげる
- もう一度「結論の復習」を伝えて満足度を高める
- 視聴者の熱が高いうちに「LINE登録の誘導」を促す
- 「エンディングはサラッと」簡潔に終わる
ちなみに、解説するにあたり今回取り上げる動画はコチラ▼
タイトルは「英語を早く読みたいなら英語は読むな」です。
それではさっそく、おさるさんの頭の中をのぞいていきましょう!
台本構成①動画の冒頭「衝撃の結論」を伝え続きが気になる展開に
まず、おさるさんの動画は、冒頭に今回のテーマの結論となる内容を端的に伝えることで、視聴者の頭の中に
という疑問を残すことなく、今回のテーマに対する視聴者の認識を揃える、ということをしています。
そして、この最初に話す結論は、一般的に信じられている通説とは違っていたり、
「本当にそんなことある?」と思わず続きが気になってしまうような衝撃な内容にしているのがポイント。
今回の動画でいえば、「英語を速く読めない」と悩んでいる人がこの動画を見た時に、
「英語は読むな!」なんていきなり言われたら、「そんなわけないでしょ!」と、思わず続きを見てしまいますよね(笑)
ここまでの「視聴者に対する興味づけ」に使った時間は、挨拶と自己紹介含め開始7秒。
この数秒見ただけでも、視聴者が離脱しないよう、簡潔に無駄のないテンポで進めているのが伝わってきます。
台本構成②動画を見るメリットや価値を「PASTORフォーミュラ」を活用して伝える
興味づけをした後は、売れるセールスレターの型と言われる「PASTORフォーミュラ」を使って、動画を見るメリットを伝えていきます。
動画内で商品を売るわけではないですが、販売と同じように「相手に行動を促す」という意味で、最後まで視聴させる目的を達成するには有効的な使い方といえます。
セールスレターとは…商品やサービスを売るために特化した文章のこと。
また、なぜいきなり本題に入らないかの理由の一つに、YouTubeの視聴維持率が挙げられるでしょう。
YouTubeは冒頭15~30秒ほどで約50%の視聴者が離脱
↓
最終的に約40%の視聴者維持率に落ち着くことが理想的
そのため、ここで離脱を防止し、視聴者の興味を引く仕掛けを作っておくことが非常に重要なポイントになってきます。
PASTORフォーミュラとは
「P・A・S・T・O・R」の6文字にはそれぞれ次のような意味があり、
この通りに文章を組み立てれば、相手に価値ある情報を提供できて100倍売れる文章が出来上がる、と言われています。
- P(Problem:問題の特定)相手が持つ悩みに共感し、相手の経験した状況を代弁する
- A(Amplify:問題の拡大)悩みや問題を放置すると起きうる未来を見せる
- S(Solution:解決策の提示)解決策を提示する
- T(Transformation,Testimony:変身と証明)自身だけでなく他者の実績も提示して話の信頼性を高める
- O(Offer:商品・サービスの提案)最善の商品やサービスの提案をする
- R(Responce:返答やアクションを促す)相手に行動を促すメッセージを届ける
これを実際の動画の構成に当てはめて見ていきましょう!
PASTORフォーミュラを使った「動画を見るメリット」の伝え方
視聴者が持つ悩みに共感し、相手の経験した状況を代弁することで、視聴者は「この人は自分の悩みを分かってくれている」と感じます。
そして、人は「自分のことを理解してくれる」と感じた人の話には耳を傾ける習性があるので、この先の話にも自然と興味を持つようになるのです。
自身の経験もふまえ、そのまま悩みや問題を放置していると起きうる未来を具体的に伝えます。
これは恐怖を煽るためではなく、問題の深刻さを理解してもらい、適切な行動を起こすためのモチベーションを提供する意味があると考えます。
解決策に具体性を持たせて、内容の信頼度を高めていきます。
「英語が2倍以上早く読めるようになる」といったように数字を用いるのは、話を具体的に伝えるために最も有効な要素ですね。
実際に自分が出した成果▼
第三者が解決策を試したときの成果▼
自分の実績だけでなく、第三者が実際に問題を解決した証拠や、解決策の有効性を示す事実を話すことで、話の信憑性を高めていることがわかります!
ここでも「英検の1時試験の合格率は級を問わず95%を超えている」と数字を提示することで、
視聴者が「自分も成功できるんじゃないか」と具体的なイメージを持てるようになりますよね。
改めてこの動画を見るメリットを伝え、視聴者が最後まで見たくなるような(=行動を促す)提案をしています。
そして、途中離脱する人を取りこぼさないよう、ここで一度チャンネル登録へ誘導する流れをとっています。
単純に「登録のお願い」するのではなく、登録するメリットを伝えることで、
「申し込まないと損をするかも!」と思わせる後押しとなり、視聴者はアクションを起こしやすくなります。
また、視聴者の集中力が切れないよう、わずか11秒で簡潔に済ませているのもポイントですね。
こんな風にPASTORフォーミュラを活用し、「この先も見ないともったいない…」と視聴者の興味を引く仕掛けを丁寧に作りこんでいるのが伝わってきます。
台本構成③本編は「PREPの法則」で説得力を持たせる
ここからいよいよ本題に入るのですが、この動画の結論となる本編パートは、「PREPの法則」に沿って構成されています。
PREPの法則とは
PREP(プレップ)の法則とは、論理的な話し方や書き方ができる手法のこと。
PREPの法則の特徴は、とにかく「結論ファースト」。
動画の本編に入り、ここで変に結論を焦らすと視聴者はすぐ離脱してしまうので、
それを防ぐため、かつロジカルに内容を分かりやすく伝えるためには非常に適したフレームワークといえます!
具体的には、以下の4つの頭文字から成り立つ順番で構成されています。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(もう一度結論)
まず始めに結論を伝えてから、理由を伝えて具体例を出し、また最後にもう一度結論、という順番でまとめます。
では、実際にPREPの法則に沿って動画構成を見ていきましょう!
Point(結論):英語を早く読みたいならたくさん読まずに正確に読むこと
はじめに、動画の冒頭に話していた
「英語を早く読みたいなら英語は読むな」という結論を改めて伝えるのですが、
おさるさんの場合は「ただの結論」ではなく
視聴者の常識を覆るような衝撃的な結論を伝え、「続きが気になる」状態に引きこんでいるのが大きな特徴です。
英語が早く読めるようになりたい人に「たくさん読むな」というのは、
そのやり方を信じていた人からすると裏切られたような気持ちになり、文字通り「衝撃」を受けますよね。
そして、その自分の中の不快感を早く解消するために、続きを見てしまう心理が働くと考えます。
Reason(理由)単語・文法的にわかる文が増えれば自然と早く読めるから
先ほど述べた「衝撃的な結論」の根拠となる理由を伝えることで、話の信憑性を高めていきます。
Example(具体例)I’m happyがたくさん並んだ文章は早く読める
理由を裏付ける事例や具体例を挙げて、結論の本質をわかりやすく説明します。
Point(もう一度結論):単語・文法的に理解できる数を増やせば英語は早く読める
最後に、冒頭で述べた結論や主張をもう一度繰り返すことで、
視聴者が結論を再認識し、自分の伝えたいメッセージが明確に視聴者の中に残ります。
ここまで内容を聞いて本質を理解した状態だと、この時点で見ている人たちは結論を納得して受け入れてくれる可能性が高いです。
このようにPREPの法則を使い、動画の要である本編の内容を伝えることで、短い文章でも相手に分かりやすく、自分の主張を明確に伝えることができます!
台本構成④最後に「エモいメッセージ」でファン化につなげる
おさるさんの動画は、ここからさらに視聴者の満足度を高める段階に入ります!
ここまででタイトル回収もできたし、視聴者にとって必要な内容も具体的に伝えたから、ここで動画は終わり…ではないんですね。
特にビジネス系の動画でこれをやってしまうとマズイです。
なぜなら、視聴者の抱えている問題を解決するだけでは、ただ「お役立ち情報」を発信するだけになってしまい、「ファン化」できないからですね。
ファン化ができないということは、信頼されていないのと同じで、
いくら有益な情報を発信しても最終的な売上につながらない、ということになってしまいます(^^;)
おさるさんは、ここで自分の想いやストーリーを伝え、
- 視聴者のモチベーションアップにつなげる
- 悩みに共感しながらエモいメッセージでファン化を促す
ということを丁寧にしています。
しかも、ただ耳障りの良いことを言うわけではなく
根拠を持って励ましたり背中を押してくれるので、「説得力のある言葉に気づいたらファンになっていた、という方も多いでしょう。
無料で有益情報を教えてくれて、さらにモチベーションまで上げてくれたら、心を揺さぶられてしまうのが人間ですよね(笑)
このように、最後に「自身のファン化を促すパート」を入れることで、最終的なマネタイズ(収益化)にも自然な動線が作れるようになるのです!
台本構成⑤もう一度「結論の復習」を伝えて満足度を高める
ここであらためて、今回のテーマとなる「英語を早く読みたいなら英語は読むな」の話を整理することによって、さらに視聴者の満足度を向上させます。
皆さんも上司や取引先など、人から何かを提案された時を想像してみてほしいのですが、
話の最後に「まとめ」として、もう一度結論を話してもらえると、理解度が上がり、相手に対して丁寧な人だな、という印象を持つのではないでしょうか。
この動画の視聴者も、おさるさんに対してきっと同じような印象を抱くはずです。
最後まで気を抜かず、視聴者の気持ちになって「相手がどうしたら喜ぶか」を考え、復習として結論をコンパクトに話すことで、視聴者の満足度を高めることができます!
台本構成⑥視聴者の熱が高いうちに「LINE登録の誘導」を促す
「鉄は熱いうちに打て!」ではないですが、
これは相手にアクションしてもらう為にとても有効な方法です。
というのも、時間が経って興味関心が薄れてからよりも、
視聴者のテンションが高い時に行動を促すことで、確実にアクションされやすくなるから。
さらに、おさるさんは思わず登録したくなる仕掛けを作るのが本当に上手いと感じます。
せっかくなので、皆さんにもその仕掛けの裏側をシェアします!
権威性✖️有益性✖️圧倒的ギブで登録を促すのがカギ
まず、さりげなく「登録者8万人以上」と伝えて権威性をアピールし、「この人のことは信頼できそう」と視聴者の信用度を上げます。
そして、「英会話が上手くなりたい人なら誰でも登録したくなる」ような有益性を伝えて登録を促しているんですね。
これだけでも登録する価値は十分あると思うのですが、
おさるさんの場合はダメ押しの「圧倒的ギブ」の質と量がハンパなく、
これを見た英語学習者で登録しない人なんているの?と疑うほど(笑)
それぐらい、登録誘導の流れがレベチな「お手本」といえます。
ここには6つの特典とありますが、実際には一つの特典のなかに「英会話集」や「100本以上の動画」が入っていったりするので、
実際いくつの有料特典をもらえるのか、もはや数えきれないですw
また複数特典を用意することによって、
英会話を勉強している人ならどれか一つは必ず「興味がある特典」があるはずなので、登録の機会損失を減らすことにもつながっています。
まとめると、ここまで見た人は
- 離脱せず動画を見ている=すでにおさるさんに興味を持っている、発信内容にメリットを感じている
- 登録誘導の「権威性」と「圧倒的ギブの特典」で信頼性が高まっている
といった理由から、ほぼ例外なく行動を起こしたくなる(=登録する)はずです。
(補足)LINE登録からのマネタイズ
少し話は脱線しますが、おさるさんのマネタイズの部分の話を少ししておきます。
おさるさんの場合、YouTubeで集めたお客さんをLINE登録に誘導して
- 豪華特典を用意
- セミナー案内
- 登録者限定のお知らせ
などの情報を流し、その中で
- 本気で英語上達を目指す人
- 本気で自分のビジネスを成功させたい人
と「質の高いお客さん」のみスクリーニング(ふるいわけ)して、コーチングやコンサルなどのサービスを販売していくというマーケティング手法をとっています。
また、いくら集客できても商品やサービスが売れるとは限りませんが、
おさるさんの場合、マーケティングにおいて一番重要な顧客に行動(購入)を促すまでの「圧倒的な価値提供と信頼獲得」までをYouTube上で実現させているのが強みです。
【WEBマーケティングに必要な6ステップ】
1、商品・コンセプト設計
2、認知
3、興味
4、集客
5、信頼構築(価値の先出し)
—↑ここまでできている—
6、販売
つまり、視聴者をファン化させ、そもそもサービスが売れやすい仕組みづくりをYouTube上で作ってしまっているということですね。
台本構成⑦「エンディングはサラッと」簡潔に終わる
話を動画構成に戻します!
最後にダラダラと話して視聴者の熱が冷めないよう、そして良い印象で終わらせるために、エンディングはサラッと9秒で簡潔に終わらせます。
話が簡潔で無駄がない人って、いわゆるデキる人なイメージがありますよね。
同じように視聴者にとっても好印象ですし、他の動画への期待も高める効果も期待できます。
長くなりましたが、イングリッシュおさるさんの動画構成の解説は以上です!
まとめ|イングリッシュおさるの動画構成は「相手に行動を促す」お手本の宝庫
「英語コーチ-イングリッシュおさる」チャンネルの動画構成について解説しました。
おさるさんはWEBマーケターでもあるので、
人はどうしたら行動したくなるか?
(最後まで視聴を続けてもらえるのか、登録のアクションを起こしてもらえるのかなど)
を意識した、まさにマーケティングのノウハウや視聴者を飽きさせない工夫が沢山つめ込まれていたのが皆さんにも伝わったのではないかと思います。
おさるさんの動画構成パターンは
- YouTubeとLINEを掛け合わせてマネタイズしたいと考えている方
- ビジネス系のYouTubeをやりたいと考えている方
にはとても参考になる「超・お手本動画」であること間違いなしですので、ぜひイングリッシュおさるさんのYouTubeや本記事を参考にしていただけたらと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました(^^)♪